Spring Boot
Spring Bootを使用するアプリケーションサーバー環境でJVMオプションを追加する方法を確認してください。
JVMオプションの追加
-
Java 17バージョン以降の場合、reflection関連のJVMオプションを追加でアプリケーションを起動できます。
# Java 17以降のバージョンに対応
java -javaagent:{WHATAP_HOME}/whatap.agent-X.Y.Z.jar -Dwhatap.oname={Agent_Name} --add-opens=java.base/java.lang=ALL-UNNAMED -jar {application.jar} -
起動スクリプトにJVMオプションとして、
-javaagent
を追加してください。java -javaagent:{WHATAP_HOME}/whatap.agent-X.Y.Z.jar -jar {application.jar}
JVMオプションを追加した後、使用するSpring Bootのバージョンとエージェントのバージョンに合わせて適切なエージェント設定を進めてください。
Spring Boot 3
Spring Boot 3.0.0 バージョン以降
-
Javaエージェントv2.2.9バージョン以降(whatap.agent-2.2.9.jar)
whatap.confweaving=spring-boot-3.0
-
Javaエージェントv2.2.5バージョン以降(whatap.agent-2.2.5.jar)
whatap.confweaving=spring-boot-3.0,tomcat10
-
Javaエージェントv2.2.4バージョン以降(whatap.agent-2.2.4.jar)
-
jakarta.servlet.http.HttpServlet
追跡(同期方式)whatap.confweaving=tomcat10
-
WebClient追跡(非同期方式)
whatap.confweaving=webflux-6.0
-
Spring Boot 2
Spring Boot 2.7.0バージョン以降
-
Javaエージェントv2.2.9バージョン以降(whatap.agent-2.2.9.jar)
whatap.confweaving=spring-boot-2.7
-
Javaエージェントv2.2.5バージョン以降(whatap.agent-2.2.5.jar)
whatap.confweaving=spring-boot-2.7,tomcat9
-
Javaエージェントv2.2.4バージョン以下(whatap.agent-2.2.4.jar)
WebClient追跡(非同期方式)
whatap.confweaving=webflux-5.3
Spring Boot 2.5.0バージョン以降
-
Javaエージェントv2.2.9バージョン以降(whatap.agent-2.2.9.jar)
whatap.confweaving=spring-boot-2.5
-
Javaエージェントv2.2.5バージョン以降(whatap.agent-2.2.5.jar)
whatap.confweaving=spring-boot-2.5,tomcat9
-
Javaエージェントv2.2.4バージョン以下(whatap.agent-2.2.4.jar)
WebClient追跡(非同期方式)
whatap.confweaving=webflux-5.3
ヒープヒストグラム照会
WhaTapのJavaモニタリングでは、JVMメモリのヒープ占有オブジェクト現況(ヒープメモリ上のオブジェクト別サイズ)を照会できる機能を標準として提供します。 アプリケーション > インスタンスパフォーマンス分析メニューからヒープヒストグラムタブを選択してください。
Java 6~8バージョンでは、JVMオプションなしで標準対応しますが、一部のJavaバージョンによっては次のようにJVMオプションを適用する必要があります。
-
Java 9 ~ Java 15バージョン
-Djdk.attach.allowAttachSelf=true
examplejava -javaagent:{WHATAP_HOME}/whatap.agent-X.Y.Z.jar -Djdk.attach.allowAttachSelf=true -jar {application.jar}
-
Java 16バージョン以降
-Djdk.attach.allowAttachSelf=true
--add-opens=jdk.attach/sun.tools.attach=ALL-UNNAMEDexamplejava -javaagent:{WHATAP_HOME}/whatap.agent-X.Y.Z.jar -Djdk.attach.allowAttachSelf=true --add-opens=java.base/java.lang=ALL-UNNAMED --add-opens=jdk.attach/sun.tools.attach=ALL-UNNAMED -jar {application.jar}
Java 5以前の旧バージョン、IBM Javaには対応していません。
次の段階
-
オープンソース追跡
アプリケーションで使用するフレームワークやオープンソースライブラリによって、エージェントオプションの追加が必要になる場合があります。 たとえば、フレームワークやオープンソースでspring-boot-3.x、feign-client-11、okhttp3-4.4使用の際は、次のようにオプションを設定します。
whatap.confweaving=spring-boot-3.0,feign-11,okhttp3-4.4
ユーザーのアプリケーション環境に合わせたフレームワークやオープンソースライブラリを設定する方法は、次の文書を参照してください。
-
インストールの点検
プロジェクトの作成とエージェントのインストール、JVMオプションまですべて適用したら、次の文書でチェック事項を確認します。
-
インストール問題の解決
エージェントをインストールする際に発生する可能性がある問題と、これを解決するための具体的なガイドを提供します。 ファイアウォールの設定、SpringBoot及びTomcat JMXの設定、OSGIフレームワーク使用サーバーの設定など、様々な状況に対する解決策を案内します。 詳細については、次の文書を参照にしてください。
-
エージェント設定
エージェント設定(whatap.conf)ファイルにオプションを適用して、モニタリングのための様々な機能を提供します。 デフォルト設定から、サーバーの接続とデータ転送の設定、複数のアプリケーションサーバーの設定ファイルの管理方法、トランザクションの追跡などが含まれます。 詳細については、次の文書を参照にしてください。
-
モニタリングの開始
すべての設定を完了してから、アプリケーションサーバーを再起動します。 エージェントが情報の収集を開始します。 まず、アプリケーションメニューでモニタリングデータが収集されていることを確認します。 アプリケーションメニューの詳細については、次の文書を参照にしてください。