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WebSphere

JVMオプションの追加

WebSphereアプリケーションサーバー環境でJavaモニタリングエージェントを効果的に使用するために必要なJVMオプションを追加する方法を案内します。JVMオプションを追加するには、管理コンソール(Admin console)に接続してください。

  1. ウェブブラウザで管理コンソールにログインしてください。

  2. Environment > Virtual Hosts > default host > Host Aliases項目を選択し、エージェントをインストールするサーバーのポート番号を確認してください。

    WebSphere port

  3. Servers > Server Types > Websphere application servers項目に移動し、エージェントをインストールするサーバーを選択してください。

    WebSpherer application servers

  4. 選択したサーバー画面からConfigurationタブを選択し、Server InfrastructureセクションのJava and Process Management > Process definitionメニューを選択してください。

    WebSphere Configuration

  5. 右側のメニューからAdditional Properties > Java Virtual Machineメニューを選択してください。

  6. ConfigurationタブからGeneric JVM argumentsテキストボックスに-javaagent-Dwhatap.portを追加してください。

    -javaagent:/whatap/whatap.agent-X.Y.Z.jar
    -Dwhatap.port={ポート番号} ## 2番 項目 ポート番号 ##

    Add JVM arguments

ノート

Java 17 以降では、reflectionに関する次のオプションを追加します。


--add-opens=java.base/java.lang=ALL-UNNAMED

ヒープヒストグラム照会

WhaTapのJavaモニタリングでは、JVMメモリのヒープ占有オブジェクト現況(ヒープメモリ上のオブジェクト別サイズ)を照会できる機能を標準として提供します。 アプリケーション > インスタンスパフォーマンス分析メニューからヒープヒストグラムタブを選択してください。

Java 6~8バージョンでは、JVMオプションなしで標準対応しますが、一部のJavaバージョンによっては次のようにJVMオプションを適用する必要があります。

  • Java 9 ~ Java 15バージョン

    -Djdk.attach.allowAttachSelf=true
    example
    java -javaagent:{WHATAP_HOME}/whatap.agent-X.Y.Z.jar -Djdk.attach.allowAttachSelf=true -jar {application.jar}
  • Java 16バージョン以降

    -Djdk.attach.allowAttachSelf=true
    --add-opens=jdk.attach/sun.tools.attach=ALL-UNNAMED
    example
    java -javaagent:{WHATAP_HOME}/whatap.agent-X.Y.Z.jar -Djdk.attach.allowAttachSelf=true --add-opens=java.base/java.lang=ALL-UNNAMED --add-opens=jdk.attach/sun.tools.attach=ALL-UNNAMED -jar {application.jar}
ノート

Java 5以前の旧バージョン、IBM Javaには対応していません。

次の段階

  • オープンソース追跡

    アプリケーションで使用するフレームワークやオープンソースライブラリによって、エージェントオプションの追加が必要になる場合があります。 たとえば、フレームワークやオープンソースでspring-boot-3.x、feign-client-11、okhttp3-4.4使用の際は、次のようにオプションを設定します。

    whatap.conf
    weaving=spring-boot-3.0,feign-11,okhttp3-4.4

    ユーザーのアプリケーション環境に合わせたフレームワークやオープンソースライブラリを設定する方法は、次の文書を参照してください。

  • インストールの点検

    プロジェクトの作成とエージェントのインストール、JVMオプションまですべて適用したら、次の文書でチェック事項を確認します。

  • インストール問題の解決

    エージェントをインストールする際に発生する可能性がある問題と、これを解決するための具体的なガイドを提供します。 ファイアウォールの設定、SpringBoot及びTomcat JMXの設定、OSGIフレームワーク使用サーバーの設定など、様々な状況に対する解決策を案内します。 詳細については、次の文書を参照にしてください。

  • エージェント設定

    エージェント設定(whatap.conf)ファイルにオプションを適用して、モニタリングのための様々な機能を提供します。 デフォルト設定から、サーバーの接続とデータ転送の設定、複数のアプリケーションサーバーの設定ファイルの管理方法、トランザクションの追跡などが含まれます。 詳細については、次の文書を参照にしてください。

  • モニタリングの開始

    すべての設定を完了してから、アプリケーションサーバーを再起動します。 エージェントが情報の収集を開始します。 まず、アプリケーションメニューでモニタリングデータが収集されていることを確認します。 アプリケーションメニューの詳細については、次の文書を参照にしてください。