Logモニタリング
ログは、アプリケーションやシステムで発生するイベントやメッセージを記録するファイルです。異常を特定してシステムの劣化を防いだり、発生したトラブルの原因を確認する場合は、ログを確認することが重要です。
最新のITサービスの環境は、MSAまたはKubernetes環境に変化しており、これにより管理対象が増加しています。一般的なログモニタリングはサーバーに接続し、'tail'コマンドやエディタを使用して確認します。しかし、このような環境では個々のサーバーに1台ずつ接続するといった簡単な方法は使いづらく、場合によっては、数百または数千台のサーバーで発生するログをどのように確認できるでしょうか?
WhaTapログモニタリングサービスを使用すると、数多くのログを簡単に管理できます。
Linuxのtail
コマンドは、時間の経過とともにコンテンツを追加するログを確認するためによく使用されます。
主な機能
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中央統合管理
WhaTapは、大量のログを中央で統合管理できます。個々のサーバーにアクセスせずに、ログの内容を一元的に確認できるので便利です。
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すべてのログを収集
ログを選択して収集する場合、重要なデータを見逃している可能性があります。WhaTapはすべてのログを収集します。この方法で収集されるログはログTailメニューからリアルタイムで確認できます。
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可視性確保
WhaTapが提供するさまざまなチャートからログを確認できます。これにより、可視性を確保してエラーや問題の情報へのアクセシビリティを高め、トラブル状況を早期に検出できます。
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柔軟な容量管理
個々のサーバーにログをロードする場合、ログがファイルシステムの容量を過度に消費する問題が発生する可能性があります。ただし、WhaTapを使用してログを一元的に収集する場合は、個々のサーバーで発生するログファイルを保持する必要はなく、一元的に読み込まれたログデータの保持期間を管理するだけで済みます。
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複数の分析的視点
トラブル状況を特定して予測するには、さまざまな視点からログを分析できる必要があります。WhaTapは、特定のタグが持つログの件数の傾向または特定のタグを含むログのみをフィルタリングして確認できます。繁栄に使用するパターンの場合は、チャートで保存して、いつでも検索できるように設定できます。
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パターン通知
トラブルのパターンを特定すると、それを通知に設定して問題を防止したり、できるだけ早く認識できます。WhaTapは、個々のログを基準に特定のキーワードが含まれている場合に通知を受け取るリアルタイムログ通知と特定のタグを含むログの件数の傾向に基づいて通知を受信する複合ログ通知を提供します。
ログ分析
ライブテール
ログTailメニューからリアルタイムで収集されたログは、tail
コマンドを使用するのと同じ方法で画面が流れているログを表示できます。ログTailについての詳細は次の文書を参照してください。
ログトレンド
ログトレンドメニューから収集される全体ログまたは特定のタグを含むログの件数の傾向を確認できます。ログの発生件数がトラブル発生及び解決と密接に関連している場合、ログの発生件数の傾向により、トラブルの原因分析と対応を高速化できます。ログトレンドの詳細については、次の文書を参照してください。
ログの検索
ログ検索メニューから収集されるログ全体または特定のタグを含むログを表示できます。特定の時間帯または特定のサーバーで発生したログを表示および確認できます。選択したログの前後に発生したログを確認する隣接ログ機能は、特定のErrorまたはExceptionが発生した前後の状況を把握できます。ログ検索の詳細については、次の文書を参照してください。