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JEUS

JVMオプションの追加

JEUSアプリケーションサーバー環境でJavaモニタリングエージェントを効果的に使用するために必要なJVMオプションを追加する方法を案内します。

  1. JEUSバージョンによる開始オプションの設定ファイルのパスを参照して、-javaagentオプションを追加してください。

    $JEUS_HOME/domains/jeus_domain/config.xml
    <domain>
    <servers>
    <server>
    <name>server1</name>
    <jvm-config>
    <jvm-option>
    -Xmx1024m -XX:MaxPermSize=128m
    -javaagent:/whatap/whatap.agent-X.Y.Z.jar
    </jvm-option>
    </jvm-config>
    </server>
    </servers>
    ...
    </domain>
  2. アプリケーションサーバーを再起動してください。

    jdown && jboot
  3. アプリケーションサーバーのログファイルとエージェントのログファイルを確認して、エージェントが正常に動作しているか、エラーが発生していないかを確認してください。ログファイルの場所については、以下を参照してください。

    • エージェント:$WHATAP_HOME/logs/whatap-{SERVER_NAME}-{DATE}.log
    • JEUS 7: $JEUS_HOME/domains/$HOST_NAME/servers/$NODE_NAME/logs/JeusServer.log
    • JEUS 6: $JEUS_HOME/logs/$NODE_NAME/JeusServer.log
  4. エージェントがアプリケーションサーバーの種類とサービスコンテナー名を認識していることを確認してください。

ノート

WhaTapモニタリングサービスにログインし、プロジェクトを選択してください。アプリケーション > インスタンスパフォーマンス分析メニューを選択し、実行環境変数タブを選択してください。whatap.namewhatap.type項目を確認してください。whatap.name項目の最後の要素は、コンテナ名にしてください。whatap.type項目には、アプリケーションサーバーの種類を指定してください。

Boot Environment

ノート

Java 17 以降では、reflectionに関する次のオプションを追加します。


--add-opens=java.base/java.lang=ALL-UNNAMED

ヒープヒストグラム照会

WhaTapのJavaモニタリングでは、JVMメモリのヒープ占有オブジェクト現況(ヒープメモリ上のオブジェクト別サイズ)を照会できる機能を標準として提供します。 アプリケーション > インスタンスパフォーマンス分析メニューからヒープヒストグラムタブを選択してください。

Java 6~8バージョンでは、JVMオプションなしで標準対応しますが、一部のJavaバージョンによっては次のようにJVMオプションを適用する必要があります。

  • Java 9 ~ Java 15バージョン

    -Djdk.attach.allowAttachSelf=true
    example
    java -javaagent:{WHATAP_HOME}/whatap.agent-X.Y.Z.jar -Djdk.attach.allowAttachSelf=true -jar {application.jar}
  • Java 16バージョン以降

    -Djdk.attach.allowAttachSelf=true
    --add-opens=jdk.attach/sun.tools.attach=ALL-UNNAMED
    example
    java -javaagent:{WHATAP_HOME}/whatap.agent-X.Y.Z.jar -Djdk.attach.allowAttachSelf=true --add-opens=java.base/java.lang=ALL-UNNAMED --add-opens=jdk.attach/sun.tools.attach=ALL-UNNAMED -jar {application.jar}
ノート

Java 5以前の旧バージョン、IBM Javaには対応していません。

次の段階

  • オープンソース追跡

    アプリケーションで使用するフレームワークやオープンソースライブラリによって、エージェントオプションの追加が必要になる場合があります。 たとえば、フレームワークやオープンソースでspring-boot-3.x、feign-client-11、okhttp3-4.4使用の際は、次のようにオプションを設定します。

    whatap.conf
    weaving=spring-boot-3.0,feign-11,okhttp3-4.4

    ユーザーのアプリケーション環境に合わせたフレームワークやオープンソースライブラリを設定する方法は、次の文書を参照してください。

  • インストールの点検

    プロジェクトの作成とエージェントのインストール、JVMオプションまですべて適用したら、次の文書でチェック事項を確認します。

  • インストール問題の解決

    エージェントをインストールする際に発生する可能性がある問題と、これを解決するための具体的なガイドを提供します。 ファイアウォールの設定、SpringBoot及びTomcat JMXの設定、OSGIフレームワーク使用サーバーの設定など、様々な状況に対する解決策を案内します。 詳細については、次の文書を参照にしてください。

  • エージェント設定

    エージェント設定(whatap.conf)ファイルにオプションを適用して、モニタリングのための様々な機能を提供します。 デフォルト設定から、サーバーの接続とデータ転送の設定、複数のアプリケーションサーバーの設定ファイルの管理方法、トランザクションの追跡などが含まれます。 詳細については、次の文書を参照にしてください。

  • モニタリングの開始

    すべての設定を完了してから、アプリケーションサーバーを再起動します。 エージェントが情報の収集を開始します。 まず、アプリケーションメニューでモニタリングデータが収集されていることを確認します。 アプリケーションメニューの詳細については、次の文書を参照にしてください。