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アプリケーション性能カウンター

WhaTapエージェントは、アプリケーションのパフォーマンスに関するさまざまな情報を収集します。情報は、大きく3つに分類できます。

  • User:リアルタイムユーザーまたは訪問ユーザー

  • Service :トランザクション、SQL、外部呼び出し件数および応答、エラー率など

  • Resource:システム、プロセスリソースの使用量

User Counter

ユーザーは、モニタリング対象システムを使用するクライアントを意味します。クライアントは通常、ブラウザに基づいてユーザー数を計算します。

ウェブシステムのパフォーマンスでは、ユーザーが負荷の始まりであるため重要です。ユーザーを追跡するためには、ユーザーを分類する方法とカウント方法を検討する必要があります。

ユーザー区分

WhaTapエージェントのユーザーを区別するためのさまざまなオプションを提供します。

  • Remote IP

    既定値は、remote ipを使用してユーザーを区別します。remote ipは、実際のユーザーを区別するには制限があります。

  • Cookie

    クッキーを使用してユーザーを区別します。すべての接続クライアントを対象にWHATAPというクッキーに、UUIDは保存されています。

    whatap.conf
    whatap.trace_user_using_ip=false
  • Header Key

    HTTP headerに渡される値でユーザーを区別できます。

    whatap.conf
    whatap.trace_user_header_ticket=USER

ユーザーカウント

ユーザーのカウント方法によって異なります。リアルタイムユーザーは、現在のシステムを使用しているユーザーの数を知るために測定します。毎日の訪問ユーザーは、日中にサービスに関心を持っているユーザーの数をビジネス管理のために測定されます。

  • リアルタイムユーザー

    過去5分間のユーザー数をカウントします。 5秒ごとにshiftingすると、ユーザーをカウントします。 各サーバーでカウントされた数は、HyperLogLogアルゴリズムによってマージされます。

  • 毎日の訪問者(DAU, Daily Active User)

    1日にシステムに接続したユーザーをカウントします。24時間接続したユーザーをHyperLogLogで計算します。

Tips

WhaTapは、長期間に渡って、ユーザーをカウントするために、ユーザーデータのbyte blockをサーバーで収集します。このデータをHyperLogLogでマージすることで、理論的には1ヶ月以上の訪問ユーザーを計算できます。

Service Counter

トランザクションによって使用されたSQLまたは外部呼び出しの件数、応答時間、エラー件数などのパフォーマンス指標が含まれます。

  • Transaction Counter

    トランザクションを実行すると、測定するのはカウンターです。

    • 件数
    • 応答時間
    • エラー件数
  • Active Transaction Counter

    進行中のトランザクションの数をカウントします。

    • 件数
    • Active Status

    進行状況は、METHOD, SQL, HTTPC, DBC, SOCKETの5つの状態で固定されます。

    • METHOD - 一般関数を呼び出す状態
    • SQL - DB SQLの実行中の状態
    • HTTPC - 外部HTTP API(サービス)を呼び出しの状態
    • DBC - DB接続を要求された状態、通常はPoolから取得
    • SOCKET - TCPセッションに接続を要求している状態
  • SQL

    SQLの実行状況をカウントします。

    • 件数
    • 応答時間
    • エラー件数
    • パッチ回数
  • HTTP Call

    外部HTTPリクエストの状況をカウントします。

    • 件数
    • 応答時間
    • エラー件数

Resource Counter

サーバーリソースまたはNodeプロセス内のリソース使用量をカウントします。


  • CPU (sys, usr, wait, steal, irq, cores)

    CPU使用率%です。各種類別に収集されます。仮想環境のみ、Stealが意味を持ちます。Cpu Coreの数も収集されます。

  • Process CPU

    プロセスが使用するCPU%です。

  • Memory

    システムメモリの使用率(%)です。

  • Swap

    Swapメモリの使用率(%)です。

  • Disk

    Diskは、ProcessのCurrentディレクトリの使用率(%)です。

  • Heap (Total, Used, Perm)

    HeapメモリのTotal、Used、Perm量です。データ単位はKBytesです。

  • DB Connection Count

    Connection Poolのカウントを収集します。


Apdex

Apdex(Appliccation Performance Index)は、オープン標準に従うアプリケーションのパフォーマンス指標です。Apdexは応答時間に基づいており、全体の要求の中で満足と許容の割合で数値化します。 ダッシュボードにApdexグラフが追加されました。

Apdexはユーザー満足度の指標として使用でき、0~1の値です。

(満足回数+ (許容回数*0.5))/全体リクエスト数

状態説明
満足 (Satisfied, S)業務処理に全く問題なし≤ 1.2秒 (満足S既定値)
許容(Tolerating, T)使用者が遅延を感じるが業務処理は可能≤ 4.8秒(満足S * 4)
不満(Frustrated, F)業務処理が不可能> 4.8秒(許容T超過及びエラー)
  • whatap.apdex_time millisecond

    既定値1200

    満足 S 既定値は、エージェント設定メニューから変更できます。