サーバーインベントリマップのグループ化
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サーバーインベントリマップはサーバー インベントリメニューでユーザーが設定したカラム情報に基づいて、すべてのサーバー情報を一目で確認できるダッシュボードです。 しかし、サーバーの状態と情報をモニタリングする際、ユーザーごとに重要視する基準は異なる場合があります。 これを反映してサーバーインベントリマップは、ユーザーの関心事に応じてデータをグループ化できる機能を提供します。
例えば、インフラ担当者は、サーバーのハードウェア構成情報とリソース使用率に主に関心を持つのに対し、アプリケーション担当者は、特定のサービスに関連するサーバーグループや個々のサーバー状態に集中します。 オペレーターは、特定の期間におけるリソースの変化や主要なイベントに基づいてサーバーの状態を分析しようとする場合があります。
このように多様な観点と必要を満たすためにサーバーインベントリマップは、柔軟なグループ化機能を提供します。 これにより、ユーザーは関心事に基づいてデータを再構成し、サーバーの状態をより効率的にモニタリングおよび管理できます。
グループ化 & カード
サーバーインベントリマップは、グループ化したサーバー構成情報ごとにカードを提供します。 グループ化を適用していない場合、サーバー全体の情報が1つの大きなカード内に表示されます。 グループ化を適用すると、各グループ単位でカードを構成します。
グループ化適用時1次グループと2次グループを順次選択してサーバーを分類できます。 1次と2次グループ化によって1次グループはカード方式でデータを分類し2次グループは、カード内のチャート領域でサブグループ形式で各グループ化されたデータを表現します。
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1次グループ:1次グループはグループ区分とグループ名情報に基づいて表示されます。
例、
Infra_domain
ALL -
2次グループ:2次グループはグループ名とグループ内のサーバー数情報に基づいて表示されます。
例、Finance(31)
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サーバーグループまたはサーバーにマウスオーバーすると、そのグループおよびサーバーの主要状態情報をポップオーバー形式で簡単に確認できます。
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グループ化選択項目のうち未設定項目を選択した時には、グループ化指定が初期化されます。
主なグループ化の属性
サーバー インベントリベースで照会可能なカラムのうち、基本収集項目とユーザー定義項目がグループ化一覧に表示されます。 基本収集項目はサーバータイプ、基本グループ、OSタイプ、OSバージョン、モデル、シリアルです。
例示画像で確認できるインフラドメイン(Infra_Domain)と業務別大分類(Biz_MainCategory)などのその他の項目は、サーバー インベントリメニューでカスタムカラム(custom
)を通じて追加されたカスタム項目です。
カスタム項目により、サーバーを物理的または論理的構成に従ってインフラドメインで1次グループ化後、業務の目的に応じて業務別大分類基準として2次グループ化を適用して、ビューを細分化できます。
例示画像はサーバー インベントリメニューでインフラドメイン項目をDB、WAS、WEB、WEBWAS、そしてユーザーが定義したインフラドメインを含むALLなどで項目値を分類しました。 また業務別大分類項目をExternal_System、Processing_System、Financeなどで項目値を分類しました。
このような情報をもとにサーバーインベントリマップダッシュボードを構成して全体の運用状況をモニタリングできます。
カード別メトリクスデータ
各カードの下には、グループ化されたサーバーに関する主要なメトリクス情報を簡単に提供します。 各メトリクスの詳細については、次のグラフを参照してください。
区分 | 説明 |
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CPU(%) | 全CPU使用率のうち、ユーザーモード(User)とカーネルモード(Sys)での使用率の合計を表示します。 |
Memory(%) | ユーザープロセスとカーネルが使用中のメモリの割合を表示し、バッファとキャッシュ領域は除外されます。 |
Swap(%) | 現在使用中のSwap領域のサイズをパーセンテージで表示します。 |
Disk Busy(%) | 単位時間当たりの各ディスクが作業した時間の割合であり、サーバーで最も使用率の高いディスクの値を表示します。 |
Network RX | 受信(Rx)されたデータの量をbps単位で表示します。 |
Network TX | 送信(Tx)されたデータの量をbps単位で表示します。 |
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Avg:グループに属するすべてのサーバーの平均メトリクス値を表示します。
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Max:当該メトリクスの最大値を表示します。
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Max Server:最大値を記録したサーバーの名前を表示します。