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PHP Agent v2.5.0

リリース:2022-05-18

Fixed(バグ修正)

アクティブトランザクションのトランザクション一覧で、cpuとmemoryがマイナスの数値で表示される問題を修正

PHPモニタリングは、トランザクションの完了時に、cpuとmemoryを計算します。 処理中に参照するトランザクションのcpuとmemoryのマイナスの値を0に調整しました。

php 8.0以降のresourceタイプからobjectタイプへの変更を適用

php8.0バージョン以降、一部のライブラリのResourceタイプのハンドルをObjectタイプのハンドルに変更することで、既存のResourceタイプのハンドルで詳細情報を収集できない問題を修正しました。

curlライブラリを例にして、curl_init関数は、php7.4バージョンまでの resource id と php8.0以降のCurlHandleObjectタイプを変更します。

トランザクションURIの正規化中に「/」で終わる URI が正規化される問題を修正

トランザクションURI正規化中に設定を/{AAA}として登録すると、 /aaa.phpと「/」の2つURIが /{AAA}に正規化される問題を修正しました。その後、/aa.phpのみが/{AAA}に正規化されます。

user_agent、referer収集の問題を修正

PHP Extension内部の収集制限オプションを削除しました。 whatap-phpサービスデーモンが収集データの処理の有無を決定します。

Change(アップデート)

bind parameter収集

DB関連ライブラリのbind parameterを収集します。whatap.profile_sql_param_enabledオプションを有効にすると収集されます。 最大収集数は20個です。

パラメータ名

  • 最大256 bytesを収集します。

パラメータ値

  • Stringタイプの場合、最大256 bytesまで収集します。
  • Arrayタイプの場合、"ARRAY"文字列として表示されます。
  • 数字型および文字型データ以外は収集しません。

odbc_do関数の追加

odbc_execと同じ機能を持つエイリアス関数を追加しました。

指定したUriとHTTP Methodのトランザクション収集を除外

  • ignore_http_method_urls

    Default : ""

    Type : String

  • ignore_http_method

    Default : ""

    Type : String

whatap.ignore_http_method_urls=/index, /path
whatap.ignore_http_method=options, connect

query_string_keysオプション追加

query_string_enabledで URI に Getパラメータを追加して、サービスURLとして表示することができます。Getパラメータが多い場合、パラメータの順序が毎回異なる可能性があり、長すぎる場合があるため、表示するパラメータ名を指定できるように修正しました。

指定したパラメータのみを収集すると、サービスURLが簡略化され、統計情報からより正確な情報を確認できます。

  • query_string_keys

    • Default : ""

    • Type : String

コンマ(,)で区切って複数のパラメータを指定します。 設定手順と同じ順序で収集されたパラメータ情報が表示されます。

ノート

パラメータ名を指定しない場合は、従来と同様にすべてのGetパラメータを追加してサービスURLとして表記します。

全体パラメータが収集されます。

whatap.query_string_enabled=true
whatap.query_string_keys=

/aaa.php?aaa=2&bbb=3&cccc=4&dddd=5として収集されます。 ccccパラメータのみが収集されます。

whatap.query_string_enabled=true
whatap.query_string_keys=cccc

/aaa.php?ccc=4として収集されます。

cURL header自動設定変更

2.4.0では、マルチトランザクション追跡のWhaTap Headerを手動で設定するように変更された機能を自動追加方式に修正しました。

curl_setoptまたは、curl_setopt_array関数でHTTP Header設定(CURLOPT_HTTPHEADER)をした場合、重複設定を行うと、以前の情報は初期化され、新しい情報のみが設定されます。

ユーザーのcURL Header設定後にWhatap Headerがない場合は、それを追加します。

マルチトランザクション(whatap.mtrace_enabled=true) 設定が有効になっている場合は、curl_init()関数呼び出し後にWhaTap Headerを設定します。(x-wtap-mstx-wtap-sp1x-wtap-po)curl_exec()関数呼び出す前に Headerを確認し、WhaTap Headerがない場合は、それを追加します。