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XOSエージェント設定

情報

この文書は、OracleモニタリングV2を基準に作成されました。 OracleモニタリングV1文書については、次の文書を参照してください。

データベースサーバーのリソースをさらにモニタリングする場合は、データベースサーバーに別のXOSエージェントを実行してデータを収集できます。

ノート
  • x86アーキテクチャで動作するOS環境にのみ適用されます。

  • XOSエージェントのインストールについての詳細は、次の文書を参照してください。

whatap.confファイルの設定

XOSエージェントを実行する前に、whatap.confファイルで、以下のオプションを設定します。

  • xos Int

    既定値0

    XOSエージェントを使用可否の設定をします。値が0の場合、データは収集されません。値を1またはXOSエージェントのIPアドレスを入力します。IPアドレスを設定すると、そのXOSエージェントからのみデータが収集されます。

  • xos_port String

    既定値3002

    XOSエージェントと通信するポートを設定します。XOSエージェントはUDPで通信します。そのポートにファイアウォールが設定されている場合は、UDPで通信するためには、ファイアウォールを解除してください。

  • xos_cpu_iowait Int

    既定値1

    XOSエージェントから収集したCPU使用率にiowaitを追加できます。1に設定するとiowaitが追加され、0に設定するとiowaitは追加されません。

  • xos_mem_buffcache Int

    既定値0

    XOSエージェントから収集したメモリ使用率にbuffcacheを追加できます。1に設定するとbuffcacheが追加され、0に設定するとbuffcacheは追加されません。

xos.confファイルの設定

xosディレクトリをデータベースサーバーにコピーし、xos.confファイルにエージェントサーバー情報を入力して追加オプションを設定してください。

  • dbx_ip String

    DBXエージェントをインストールしたサーバーのIPアドレスを入力してください。

  • dbx_port String

    既定値3002

    DBXエージェントと通信するポートを設定します。DBXエージェントは、UDPで通信します。そのポートにファイアウォールを設定した場合は、UDP通信のためにファイアウォールを解除してください。

  • cpu_limit Int

    既定値0

    limitの設定値より大きい値を持つプロセス情報を収集します。1/100%単位で1.23%の場合、123として設定します。

  • mem_limit Int

    既定値10240

    limitの設定値より大きい値を持つプロセス情報を収集します。K bytes単位で10240は10M bytesです。

  • disk_usage_interval Second

    既定値 60

    インスタンス別のディスク使用率と使用可能サイズ、全体サイズ情報を表示します。値が'0'の場合、ディスク使用率は収集しません。

  • port_check String

    XOSエージェントでオプション値として指定したポートに直接接続を試みた後、失敗した場合、そのポート一覧をdb_port_checkカテゴリに転送します。

    xos.conf
    port_check=192.168.122.113:3333,192.168.122.113:3334

    指定したポートに接続できない場合、分析 > メトリクス照会メニューでdb_port_checkカテゴリを選択した後、確認することができます。

    port_check

  • process_check String

    プロセスの実行状態をモニタリングできます。オプション値でプロセス名を入力してください。コンマ(,)を区切り文字としてして使用して、複数登録することができます。

    xos.conf
    process_check=pmon,smon,tnslsnr,melong,haha

    該当の文字列を含むプロセスが監視されない場合、db_process_checkカテゴリにデータを転送します。例えば、melonghahaの2つのプロセスがない場合、分析 > メトリクス照会メニューでdb_process_checkカテゴリを選択した後、確認できます。

    process_check

    ノート

    process_checkオプションを使用して、データベースで実行されているプロセスが終了した場合はアラート通知を送信できます。詳細は次の文書を参照してください。

  • process_check_interval Second

    既定値 6

    process_checkオプションを通じてプロセスの実行状態を収集する時間間隔を設定します。

  • iplist_interval Second

    既定値0(off)

    データベースサーバーのIP一覧を収集する時間間隔を設定します。秒単位(最小3秒)で時間間隔(interval)を設定できます。

    ノート

    whatap.confのファイルにxos_dbip=trueオプションを設定するとdb_ip_listのカテゴリに転送します。分析 > メトリクス照会メニューでdb_ip_listカテゴリを選択した後、確認することができます。

  • file String

    ログメニュー(ログTailログトレンドログ検索ログ設定)を使用するには、fileオプションにモニタリングするログファイル名のフルパスを入力します。

    xos.conf
    file=/home/oracle/diag/rdbms/ora18/ORA18/trace/alert_ORA18.log
    Tips

    モニタリングするログファイルを追加するにはfilefile1file2といった方法でオプションを追加します。

    xos.conf
    file={log_file_path1}
    file1={log_file_path2}
    file2={log_file_path3}
    file3={log_file_path4}
ノート
  • fileオプションは、DBXエージェントの1.9.0バージョン以降に対応しています。
  • ログメニューの詳細は次の文書を参照してください。

XOSエージェントの実行

データベースサーバーで次のバッチファイルを実行してください。

$ ./start.sh

# または

$ ./startd.sh #バックグラウンドで実行する場合