マルチインスタンスモニタリング
ホーム画面 > プロジェクト選択 > ダッシューボード > マルチインスタンス
インスタンスモニタリングメニューでは、1つのエージェント(インスタンス)だけをモニタリングすることに対し、マルチインスタンスは、複数のインスタンスの指標を一つの画面で確認して比較することができます。 アクティブなエージェント数、アクティブなセッションの合計数、トランザクション情報などの指標をグループ化することで、インスタンスの状況を把握することができます。 グラフチャートを使用すると、インスタンスの指標値の推移と、どのインスタンスの指標値が高いかを簡単に確認できます。 最も長く続いているアクティブセッション情報を提供します。
ダッシューボード > インスタンスリストメニューで比較しようとするエージェントを選択しマルチビューボタンを選択するとマルチインスタンスメニューに入ることができます。
過去のデータ参照
ダッシュボードではリアルタイムのモニタリング機能を基本的に提供しますが、過去の時間のデータを照会することもできます。
リアルタイムモード | 非リアルタイムモード |
---|---|
-
画面左上の時間選択からボタンを選択してください。
-
日付と時間領域をクリックして、目的の時間帯を設定してください。
-
適用ボタンを選択してください。
ユーザーが設定した時間に基づいて、ダッシュボードに配置したウィジェットのデータを更新します。 リアルタイムモードに切り替えるにはボタンを選択してください。
エージェントの確認
エージェント接続状態を確認する
画面の左上のタイムピッカーの右側には、プロジェクトに関連したエージェントの状態を確認できる情報が表示されます。 これにより、モニタリング対象サーバーが動作有無がすぐに確認できます。
-
Total: プロジェクトに関連付けられているすべてのエージェントの数
-
Active: アクティブ化されたエージェントの数
-
Inactive: 非アクティブ化されたエージェントの数
-
: 非アクティブ化されたエージェントを表示または非表示にすることができます。
エージェント別モニタリング
基本的に、ダッシュボードにはすべてのエージェントから収集した指標をチャートとして表示しますが、エージェントを選択してデータを表示することもできます。 タイムピッカーの下にあるエージェントを1つ以上選択してください。 選択したエージェントの指標でダッシュボードに配置されたウィジェットのデータを更新します。
エージェントを1つ以上選択した状態で再度すべてのエージェントを選択するには、選択を解除するか、Totalを選択してください。
プロジェクトに接続されたエージェントの数が多い場合は、エージェント名を短く設定することをお勧めします。 エージェント名設定の詳細については次の文書を参照してください。
ダッシュボードウィジェットの編集
ダッシュボードに配置したウィジェットは、ユーザーが希望するサイズに調整でき、任意の位置に配置できます。 るウィジェットは削除したり、再度追加したりすることもできます。
ウィジェットのサイズ変更
ウィジェットの右下にあるをマウスでクリックした状態で希望するサイズにドラッグします。 幅と高さの比率が均一なグリッドが表示され、グリッド単位でウィジェットのサイズを調整できます。
ウィジェットの移動
ウィジェットの上部にマウスカーソルを位置すると、カーソルの形がの形に変更されます。 この時、マウスの左ボタンをクリックした状態で希望する位置にドラッグすると、ウィジェットを移動することができます。
ウィジェットを削除する
削除するウィジェットで右クリックします。 削除ボタンをクリックすると、ウィジェットがダッシュボードから削除されます。
ウィジェットを追加する
ダッシュボードから空きスペースにマウスカーソルを移動し、マウ スの右ボタンをクリックしてください。 ポップアップメニューから追加するウィジェットを選択してください。 希望する場所にウィジェットを配置してサイズを変更します。
-
ダッシュボードに配置できるウィジェットの詳細については、次の文書を参考にしてください。
-
現在追加できるウィジェットは固定されていますが、今後のアップデートでウィジェットサポートを追加していく計画です。
ウィジェットオプションを利用する
ウィジェットに表示されているアイコンボタンの機能は次のとおりです。
-
:主要ウィジェットに関する機能と情報が確認できます。 (多言語に対応予定)
-
/ :チャートの縦軸範囲を拡大または縮小できます。
-
:該当ウィジェットのデータを広い画面で開くことができます。
-
: ウィジェット項目のデータをエージェント別に区分して照会できる詳細ウィンドウが表示されます。
ウィジェットによって使用可能なオプションは異なる場合があります。
プリセット
ダッシュボードからユーザーが設定したウィジェットの設定とレイアウト状態を保存して読み込むことができます。 基本プリセット(デフォルト)は変更できず、希望する形でウィジェットのサイズを変更、配置して新しいプリセットが作成できます。
-
Default:XOS指標とAWS RDS CloudWatch指標、主要DB指標で構成されたプリセットです。
-
Default(xos):XOS指標と主要DB指標で構成されたプリセットです。
-
Default(rds):AWS RDS CloudWatch指標と主要DB指標で構成されたプリセットです。
新しいプリセットを作成する
-
ダッシュボードから、希望する形にウィジェットを配置してみてください。 サイズを変更して、頻繁に確認するウィジェットのみを配置することもできます。
-
画面の右上にボタンを選択してください。
-
新しいプリセット名を入力してください。
エージェント選択履歴を一緒に保存するには、エージェント選択履歴を含むを選択してください。
-
保存ボタンを選択してください。
プリセット一覧から新しく保存 したプリセットを確認できます。
-
新しく作成したプリセットに変更が加えられた場合は、再度プリセットを保存する必要があります。 ボタンを選択し、同じ名前でプリセットを保存してください。 既存のプリセットに変更を上書きします。
-
ダッシュボードの変更を保存せずに別のメニューに移動すると、変更は保存されません。
-
プリセットはユーザーアカウントごとに保存され、他のユーザーと共有されません。 より良い機能が提供できるように更新していく予定です。
プリセット削除
使用していないプリセットは、プリセット一覧から削除できます。 プリセット一覧から削除したい項目の右側にボタンをクリックしてください。
主要なウィジェットを調べる
ダッシュボードに配置できるウィジェットの種類は次のとおりです。
XOSウィジェット
-
[XOS] CPU
エージェント別のCPU使用率をリアルタイムで確認できます。
-
[XOS] Memory
エージェント別のメモリ使用率をリアルタイムで確認できます。
-
[XOS] Disk Usage
エージェント別のディスク使用率と使用可能サイズ、全体サイズ情報を表示します。
-
: ディスク使用量の詳細ポップアップウィンドウが表示されます。 時間帯別のディスク使用量を表示したチャートを確認できます。 インスタンスごとに確認でき、Size、Free、Usedボタンを選択すると、全体のサイズ、残りのサイズ、使用中のサイズが確認できます。
-
: ウィジェットに表示されたテーブルをより広い画面で開くことができます。
Tipsデータが表示されない場合は、_xos.conf_ファイルに次の設定を追加してください。
xos.conf# disk usage 0ならばoff、単位: 秒
disk_usage_interval=60 -
AWS RDS CloudWatchウィジェット
-
[RDS] CPUUtilization
RDSデータベースのインスタンス別CPU使用率をリアルタイムで確認できます。
-
[RDS] FreeableMemory
RDSデータベースのインスタンス別メモリ使用率をリアルタイムで確認できます。
-
[RDS] FreeStorageSpace
RDSデータベースの使用可能なストレージ容量をリアルタイムで確認できます。
AWS CloudWatch指標照会のためのエージェント設定方法は、次の文書を参考にしてください。
Databaseウィジェット
-
Active Sessions
クエリを実行しているセッション数をリアルタイムチャートで表示します。
-
Questions
MySQLサーバーで実行したコマンドの数です。 Stored program内で実行されたコマ ンドを計算しないという点で、Queriesとは異なります。
-
Slow Query
時間帯別のスロークエリをリアルタイムチャートで表示します。 チャートの特定の領域をドラッグするとSlow Query List一覧を確認できます。 またはボタンを選択して、縦軸の範囲を拡大または縮小できます。
-
Logical I/O
物理的な読み取りを含む論理的な読み取りリクエストの回数をリアルタイムのチャートで表示します。
Inodb buffer pool hit
パーセンテージの計算を次のように行うことができ、90%以上を推奨します。 もしHit Ratioが低い場合は、Innodb_buffer_pool_size
の増設を検討してください。Buffer Hit Ratio
= (1 - (Innodb_buffer_pool_reads
/Innodb_buffer_pool_read_requests
)) * 100
-
Long Active Session Count
データベースで実行される活性セッションの長期実行に関する情報を提供します。 セッションの実行時間に応じてグループ化され、時間単位で集計された情報をチャートで表示します。 長時間実行されるセッションを識別してデータベースの性能問題やリソース漏れを早期に感知したり、セッション実行時間による分類を通じてどのセッションが長期間にわたり活性状態に維持されているかを視覚的に把握できます。
3秒未満は青、3秒以上10秒未満は緑、10秒以上15秒未満はオレンジ、15秒以上は赤で表示します。
-
Long Waiting Session Count
データベースでロックを保持または待機するセッションの長期待機時間に関する情報を提供します。 ロック情報と活性セッション情報を組み合わせて、待機中のセッションの長期待機時間を追跡できます。 長時間ロックを保持または待機す るセッションをモニタリングします。 どのセッションが長時間ロックを保持または待機しているかを視覚的に把握できます。
5秒未満は青、5秒以上10秒未満は緑、10秒以上60秒未満はオレンジ、60秒以上は赤で表示します。
-
SQL Elapse Map
実行中のクエリの経過時間をリアルタイムチャートで表示します。 チャートの特定の領域をドラッグするとQuery List一覧を確認できます。 またはボタンを選択して、縦軸の範囲を拡大または縮小できます。
ノートクエリの実行時間は、アクティブセッションを収集して計算します。 その結果、アクティブセッションの収集サイクルによって誤差範囲が発生する可能性があります。 次の図を参照してください。 収集サイクルの間に終了したSQL実行時間は計算されません。 収集サイクルが短いほど誤差範囲は小さくなりますが、DBの負荷を考慮して一般的に5秒に設定されています。 長時間にわたって実行されるクエリをモニタリングする場合に役立ちます。 SQL統計メニューのデータは同じです。
-
Lock Wait Sessions
row lockを獲得を待機しているキューの数をリアルタイムチャートで表示します。
-
Commit
コミットされたトランザクションの数をリアルタイムチャートで表示します。
-
Replication Delay
Replication構造の場合、replication DBに反映される遅延時間をリアルタイムチャートで表示します。
-
Physical I/O
物理的なdiskでデータを読み込んだ回数をリアルタイムチャートで表示します。
-
Select Full Join
1つ以上のテーブルをジョイン(
JOIN
)する時、インデックスを使わずにドリブン(driven)テーブルをフルスキャン(full scan)した回数をリアルタイムチャートで表示します。 -
Tmp Tables
インスタンス別のステートメントの実行中にサーバーによって生成された内部一時テーブルの数をリアルタイムチャートに表示されます。
Session Tableウィジェット
画面下段のSession Tableウィジェットでは、リアルタイムで実行されているアクティブセッションとロックツリー情報を照会できます。
-
アクティブセッション
リアルタイムで実行中のセッションとクエリ内容を表示することができます。テーブルの右側にあるqueryカラムの項目を選択すると、SQL詳細ウィンドウが表示されます。選択したクエリ(Query)のFull TextおよびPlan情報を確認することができます。詳細については、次の文書を参照してください。
-
ロックツリー
ロックセッションに関する情報とHolder、Waiter情報をリアルタイムで表示することができます。テーブルのカラムの詳細については、次の文書を参照してください。
テーブル一覧の文字の色は黒 → オレンジ → 赤順にセッションの実行速度が遅いことを意味します。
セッション詳細情報を確認する
アクティブセッションタブでセッション項目を選択するとセッション詳細ウィンドウが表示されます。 選択したセッションについての詳細を確認できます。
-
セッションに関する情報は、既定値でリアルタイムで照会されています。 タイムセレクターのボタンを選択すると、リアルタイム照会を中止し、中止した時間ベースのデータを確認することができます。 リアルタイム照会を中止した状態でデータを更新するには、ボタンを選択してください。
-
Kill Session:選択したセッションを停止できます。 セッション中止ウィンドウが表示されたらパスワード(Parameter Key) 値を入力した上で適用ボタンを選択してください。
ノートこの機能は、リアルタイム照会モードでのみ利用できます。
-
Session Info:選択したセッションについての詳細を確認できます。
-
Wait Info:当該バックエンドプロセスが現在待機中の場合、待機イベント名(
wait_event
)とイベントタイプ(wait_event_type
)情報を確認することができます。 -
Process_Info:選択したセッションのプロセス情報を確認できます。
-
SQL Text / Plan:選択したセッションのSQLクエリ文とPlan情報を確認することが できます。 詳細については次の文書を参照してください。
クエリの詳細を見る
現在実行中のセッションのSQLクエリ情報を確認するにはアクティブセッションセクションのqueryカラム項目を選択してください。 SQL詳細画面が表示されます。 SQLクエリ文とPlan情報を確認することができます。
-
SQL統計の表示: 該当SQLクエリ文に関する統計情報が確認できるSQL統計メニューへ移動できます。
-
Default Bind: クエリ文で変数として設定された部分を既定値としてバインディングできます。
-
Reset Bind: バインディングされた既定値を解除し、変数を確認できます。
-
Formatting: SQLクエリ文にインデントおよびフォーマットを適用して可読性を高めることができます。
-
Plan: Plan情報を確認するにはDB Name、User Name、Passwordを入力してから、ボタンを選択してください。
-
Text: テキスト形式でプラン情報を確認できます。
-
JSON: JSON形式でプラン情報を照会すると、ボトルネックが発生した箇所がすばやく確認できます。
ノートJSON形式でプラン情報を照会する機能は、DBXエージェント1.6.15バージョン以降から対応しています。
-
JSON形式でプラン情報を照会した状態でtableまたはindex項目を選択すると、テーブルのcolumn、 index構成が確認できるObject detailウィンドウが表示されます。
この機能は、DBXエージェント1.6.15バージョン以降に対応しています。 データベース権限に関する設定は、次の文書を参考にしてください。
テーブルデータのフィルタリング
-
テーブルの右上にあるボタンを選択してください。
-
テーブルのカラムヘッダー項目と条件を選択してください。
-
条件を入力してください。テキストボックスに値を入力してください。
-
保存ボタンを選択してください。
テーブルカラムの設定
テーブルヘッダーカラムを非表示にしたり、希望する項目を追加することができます。 カラムの順序を変更することもできます。 ボタンをクリックします。
-
設定を完了した後は、確認ボタンを選択すると、設定事項がテーブルに反映されます。
-
検索欄にテキストを入力して、希望するカラム項目を検索することができます。 入力したテキストと一致するカラム項目が表示されます。
カラムを追加する
一覧でテーブルヘッダーカラムに追加する項目を選択してください。 すべての項目を追加するには、全体選択を選択してください。
カラムを削除する
一覧で削除するカラム項目のチェックボックスを選択解除してください。 または一覧で削除する項目の右側のボタンを選択してください。
カラム順序の変更
一覧で順序を変更するアイテムをドラッグして、希望する位置に移動できます。
設定事項の初期化
変更事項をすべてキャンセルし、初期化するには、 初期化ボタンを選択してください。
カラム情報ガイド
- Active session
- Lock tree
- Process information
項目 | 説明 |
---|---|
Instance Name | インスタンス名 |
id | connection識別子 |
user | SQL実行アカウント |
host | このスレッドが関連付けられたhostname |
db | default database名、 ない場合はNULL |
command | 実行されているコマンドの種類 (Query/Sleep/Daemonなど) |
time | 現在のCOMMANDの実行時間(秒) |
state | スレッドの状態(executing/updating/sending dataなど) |
query | 実行されているstatementです。Processlist.info からリテラル値を除外したSQLを表示します。 |
query_param | query から分離したリテラル値 |
type | Threadのタイプ。 FOREGROUND/BACKGROUNDなど |
connection_type | Connectionの確立に使用されるprotocol。 TCP/IP, SSL/TLS |
項目 | 説明 |
---|---|
holder type | holderセッションのtype |
lock mode | holder_mode |
waiter type | waiterセッションのtype |
lock request | waiter_mode |
state | 現在プロセスが進行中の状態です。 |
table | holder_table/waiter_table |
index | holder_index/waiter_index |
次の項目は、XOSエージェントをインストールした場合に収集される指標です。
項目 | 説明 |
---|---|
cputime | CPU使用時間 |
cpuusage | CPU使用率 |
elapse | CPU使用経過時間 |
vsize | 仮想メモリサイズ(Kb) |
rss | Resident Set Size(RSS)、プロセスに関連する物理ページ数 |
state | プロセス状態 |
ioread | ブロックの読み取りに費やされた実際の時間(milliseconds) |
iowrite | ブロックの書き込みに費やされた実際の時間(milliseconds) |
pss | プロセスの固有メモリ使用量 + 1つのプロセスが施入する共有メモリの割合 |
uid | user id |
cmd | 実行中のコマンド |
longcmd | cmdの絶対パス |
照会リストをダウンロードする
現在照会中のSession TableリストをCSVファイル形式でダウンロードすることができます。 Session Tableセクションの右上のボタンを選択してください。
ダウンロードしたファイル名の形式は次のとおりです。
-
アクティブセッション: activeSession_HH_MM_SS.csv
-
ロックツリー: lockTree_HH_MM_SS.csv
別ウィンドウで見る
Session Tableリストを別ウィンドウで開き、より広い画面で開くことができます。 Session Tableセクションの右上のボタンを選択してください。