ライブテール
ログ参照権限がない場合は、そのメニューにアクセスできません。
ホーム画面 > プロジェクト選択 > ログ > ログTail
ログTailメニューからサーバーコンソールにアクセスすることなく、モニタリング画面でログデータストリームを簡単に確認できます。大量のログの中から必要なログを選別し、ハイライト機能により目的のログをすばやく認識することができます。
ログTailメニューから複雑なログでも簡単にアクセスできます。必要に応じてフィルターやハイライトなどの機能を活用し、リアルタイムで必要なログを確認できます。ログデータの更新周期は2秒です。
主な用語は次のとおりです。
- Category: ログの収集および検索単位です。
- Content: ログメッセージです。
- Search Key: ログパーサの設定によって生成します。
- Tag: 収集されたログを検索できる検索キーです。
エージェントオプション
エージェントオプションが設定されている場合、ログレベルを収集し、ログレベルの基準色が次のように表示されます。
エージェントのオプション設定
-
エージェントオプションは次のとおりです。
# whatap.conf
weaving=log4j-2.17
weaving=logback-1.2.8 -
Javaエージェント2.2.22バージョン以降からウィービング設定にlog4j-2.17またはlogback-1.2.8設定時に使用できます。 エージェントの再起動が必要です。
-
ログレベルは、構文解析されたキーワードの中で
level
、type
基準で判別します。level
、type
に構文解析された鍵が存在し、構文解析の値がFATAL, CRITICAL、ERROR、WARN、WARNING、INFOを含む場合は、ログレベルの色を表示します。
フィルター領域
フィルター適用
フィルターを適用すると、入力した条件に合ったログをフィルタリングします。 複数のフィルターを入力できます。 フィルターのタグが同じ場合、OR(||
)で、 そうでない場合はAND(&&
)として適用されます。
入力ウィンドウに値を直接入力するかフィルター入力ウィンドウをクリックしてフィルターを指定します。 フィルタータグは検索キー
、オペレーター
、検索値
の順に入力します。 検索ボタンをクリックするとフィルターされたデータを
選択できます。
ガイドUI
次のように入力ウィンドウの下にガイドUIを提供します。
検索キー、オペレーター、検索値の入力
-
検索キー
入力時、一般インデックス、予約語インデックス、数字のみ入力できるインデックスを区分して推奨値を提供します。 -
オペレーター
入力時、一般インデックス検索キーの場合は、==
、!=
オプションを下段に案内します。 数字のみ入力できるインデックスの場 合、>
、<
、<=
、>=
、==
、!=
オプションを提供します。 -
検索値
入力時の一致検索(>
、<
、<=
、>=
、==
)の時は青色で、除外検索(!=
)の時は赤色でハイライトします。 -
検索値
入力時に大文字と小文字の区分オプションを活用して検索することができます。
フィルタータグが2行以上長くなる場合 折りたたみアイコンを選択して折りたたむことができます。
フィルタータグ追加
-
入力ウィンドウにテキストを入力し、キーボードのEnter、Tabキーを通じて追加できます。
-
入力ウィンドウの下のガイドUIで、推奨値をクリックして追加できます。
-
入力ウィンドウの下のガイドUIでキーボードの上下方向キーで推奨値を選択できEnter、Tabキーでタグを追加できます。
フィルタータグの削除
-
Backspaceで削除することができます。
-
タグのXアイコン選択時にタグを削除できます。
-
入力ウィンドウの全体削除、Xアイコンを選択すると、タグ全体を削除できます。
フィルター適用の例外状況
-
数字のみ入力できるインデックス(
.n
で終わる検索キー
)を入力したタグで、検索値
は数字のみ入力できます。 -
重複した
検索キー
、検索値
は入力できません。 -
検索キー
、検索値
いずれかのタグが存在しない場合は、検索できません。 有効でないタグの場合、灰色と表示します。
-
ログTail
検索キー
としてcategory
は入力できません。 -
入力フィルター値の下にある数式(expression)は、ログデータを表示するときに適用されるフィルター式のプレビューです。
構文解析されていないキーワードのフィルター適用
ログから構文解析されていない、つまりインデックスが作成されていないキーワードを含むログを照会できます。 この場合、指定範囲内のすべてのログをFull Scanします。 そのため、インデックスが生成されたキーに比べて検索速度が多少落ちる可能性があります。 定型化されたログデータの場合、ログパーサの設定を通じてインデックスキー値を活用して検索することをお勧めします。
-
カテゴリを選択します。
-
フィルター入力ウィンドウに
content
基準で分かち書きした後、検索したいキーワードを入力してください。例)
content *select*
-
検索ボタンをクリックしてログを照会してください。
- ログTailの場合、すべてのログ検索が可能であるため、カテゴリを指定する必要はありません。
-
パーサー設定の詳細については、次の文書を参考にしてください。
フィルター修正
フィルターに値を入力し、入力した値をクリックすると、その値を修正できます。
-
入力ウィンドウにテキストを再入力して修正することができます。
-
入力ウィンドウの下のガイドUIを通じて推奨値を選択して修正することができます。
検索キー(Search Key)
次の画像で青いボックス部分はパーシング(parsing)された検索キーです。 検索キーはログ設定のログパーサの設定タブでパーシングロジックを登録することで設定できます。
フィルター入力の文法
タグは検索キーと検索値で構成されています。 次の例で、検索キーはexception
、検索値はUnknownHostException
となります。 この例は、収集したログデータのうち、IPアドレスとドメインアドレスが一致せず、サーバーをホストに接続できない場合に発生する例外(UnknowHostException
)が含まれたログデータを照会します。
検索キーの種類
検索キーの種類 | 検索キーフォーマット | 意味 | 検索キーと検索値の例 | 検索例 |
---|---|---|---|---|
文字列キーワード | keyword | ファイル名 | - キー: fileName - 値: /data/whatap/logs/yard.log | fileName:/data/whatap/logs/yard.log |
数字キーワード | keyword.n | レスポンス時間 | - キー: response_time.n - 値: 2945 | response_time.n>=2945 |
予約語キーワード (辞書定義キーワード) | @keyword | TXID | - キー: @txid - 値: 85459614215434144 | - |
ログ本文キーワード | content | ログ本文 | - キー: content - 値: ユーザー入力値 | content: *ERROR* |
Content検索キー
-
Content検索キーは、インデックスされていないログの本文を対象に検索します。 例えば、
content *ERROR*
のように入力する場合は、ログ本文中でERROR
を含めたログを検索します。 -
どのキーワードでインデックスをかけるべきかわからない場合は、Content検索キーを活用して問題となるキーワードを含むログを識別します。 その後、ログ設定メニューのログパーサ設定を通じて、該当キーワードでパーサを設定してインデックスを生成する方式で、検索速度を向上させることができます。
共通文法
文法の種類 | 説明 | 例 |
---|---|---|
==searchValue | 検索値と一致するログを検索します。 | exception==RuntimeExceptionexception |
!=searchValue | 検索値を除いたログを検索します。 | exception!=RuntimeException |
*searchValue | 検索値で終わるログを検索します。 | word==*hello |
searchValue* | 検索値で始まるログを検索します。 | word==hello* |
*searchValue* | 検索値として中間に含まれるログを検索します。 | word==*hello* |
*search*Value* | 検索値として含まれるログを検索します。 | word==*he*llo* |
re:{regexr} | 正規表現式にマッチングされるログを検索します。 | caller==re:^i\.w\.a\.w\.s\.v\.r\. |
** | 検索語に該当するすべてのログを検索します。 |
検索キーが数字キーワード(keyword.n)の場合の文法
次の文法は検索キーが、keyword.n
形式の場合のみに対応します。
-
検索値では数字のみ使うことができます。
-
.n
キーワードの値にはプレフィックスを付けません。.n
以外のキーワードは、すべてプレフィックスを付ける必要があります。例、
+>searchValue
は有効ではありません。
文法の種類 | 説明 | 例 |
---|---|---|
>searchValue | 検索値よりも大きな値を含むログを照会します。 | response_time.n>3000 |
>=searchValue | 検索値よりも大きいか、同じ値を含むログを照会します。 | response_time.n>=3000 |
==searchValue | 検索値と同じ値を含むログを照会します。 | response_time.n==3000 |
!=searchValue | 検索値とは異なる 値を含むログを照会します。 | response_time.n!=3000 |
<searchValue | 検索値より小さい値を含むログを照会します。 | response_time.n<3000 |
<=searchValue | 検索値より小さいか、同じ値を含むログを照会します。 | response_time.n<=3000 |
コンテンツハイライト領域
ログのコンテンツの中で、目的のキーワードを簡単に識別するためのハイライト機能を提供します。
-
キーワード入力ウィンドウにハイライトしたいキーワードを入力後
検索アイコンをクリックしてください。
例)
select
-
例のイメージのように
ログ一覧で、Content内のキーワードがハイライトされます。
-
1つまたは複数のキーワードでフィルタリングできます。
-
拡大表示アイコンを選択するとログとタイムスタンプをフルスクリーンで確認できます。
複数キーワード条件
複数キーワードでハイライトする場合は、次のように作成します。
入力文字列 | 説明 | 結果 |
---|---|---|
a b c | 各キーワードをスペースで区切りします。 | a, b, c |
"Whatap is good." | キーワードにスペースを含める場合は、'' または"" で囲みます。 | Whatap is good. |
"Whatap\\ is good." | ""で囲まれたキーワードに、\ を含める場合は、\\ と入力する必要があります。 | Whatap\ is good. |
ハイライトカラー設定
ハイライトアイコンを選択して、ハイライトするキーワードと色を設定できます。
-
追加でカラー設定を希望するキーワードを入力ウィンドウに入力してください。
-
入力ウィンドウ左側のカラークリックする時に選択できるカラーメニューが表示されます。
-
基本的なログレベルによるハイライト(WARN, ERROR, FATAL)が適用されます。
-
設定した内容はプロジェクト単位で保存されます。
テーブル設定
-
領域の右側 テーブル設定メニューはログTail, ログ検索, ログトレンドで使用できます。
-
テーブル設定ボタンをクリックするとカラム設定とテーブルのコンテンツ設定オプションメニューが表示されます。
-
カラム設定
-
カラム追加:タグを選択して、テーブルにカラムを追加できます。
-
カラム順序設定:カラムを追加すると、カラム順序の設定にカラムが追加されます。目的のカラムをドラッグして、カラムの順序を変更します。
- テーブルのコンテンツ設定
-
コンテンツ表示有無
- チェックされた項目はテーブルに表示されません。基本的にログ、タグすべてチェックされ、両方の項目が表示されます。
- 次のようにタグを解除する場合、テーブルからログのタグは表示されません。
-
タグ管理
- タグ管理リストにタグを追加すると、追加した順にログのタグが表示されます。タグの順番はドラッグして変更できます。
- 追加したタグを無効にすると、無効にしたタグは ログのタグに表示されません。
-
同一のプロジェクト内のログTail、ログ検索、ログトレンドメニューは、テーブル設定を共有します。