メトリクス選択
MXQL文法を利用してメトリクスを選択するコマンドについて案内します。
コマンド | 機能 |
---|---|
CATEGORY | どのカテゴリ のデータを表示するかを選択します。このコマンドとオペランドを設定する必要があります。 |
OKIND | 特定のOKIND から収集したデータを表示するように設定します。 |
OID | 特定のOID から収集したデータを表示するように設定します。 |
ONODE | 特定のONODE から収集したデータを表示するように設定します。 |
HEADER | フロントエンドに渡すための値を設定します。 |
TIME-RANGE | データを検索する開始時間と終了時間を設定します。 |
CATEGORY
どのカテゴリのデータを表示するかを選択します。このコマンドとオペランドは設定する必要があります。
オペランド
-
文字列:指定したカテゴリのデータを収集します。検索時間に関係なく、常時、
app_counter
カテゴリのデータをロードします。CATEGORY app_counter
TAGLOAD -
JSON:データ参照時間の長さに応じてカテゴリを選択するように設定できます。
参照時間が6時間、3日、それ以上の場合に対して、
app_counter
、app_counter{m5}
、app_counter{h1}
カテゴリを選択します。CATEGORY {"app_counter":6h, "app_counter{m5}":3d, "app_counter{h1}":unlimit }
TAGLOAD
CATEGORY
のオペランドは 1つの値だけを指定できます。複数のCATEGORY
のデータを一度に確認したい場合はJOINを使用する必要があります。- 読み込み方式(TAGLOADまたはFLEXLOAD)によって設定可能なカテゴリが異なります。
CATEGORY
の名前に{m5}
または{h1}
が追加されている場合、MetricValueを参照してください。
OID, OKIND, ONODE
特定のOID
、OKIND
、ONODE
から抽出したデータを参照するように設定します。OID
、OKIND
、ONODE
のいずれかの値を設定できます。
オペランド
文字列で1つの値を設定または、文字列の配列で複数の値を設定することができます。
CATEGORY app_counter
OID 1388369480
TAGLOAD
CATEGORY app_counter
OID [1388369480, 1388369481]
TAGLOAD
CATEGORY app_active_stat
ONODE 1693789385
TAGLOAD
OID
、OKIND
、ONODE
のいずれかの値を設定できます。- オペランドを入力しない(またはパラメータの値を渡さない) コマンドは無視します。
OID
、OKIND
、ONODE
を重複して使用する場合は、最後に入力したコマンドを適用します。OIDSET
はdeprecatedされ、OID
、OKIND
、ONODE
のいずれかのコマンドを使用することをお勧めします。- データ読み込み段階から必要なデータを参照することでデータ処理ステップでFILTERを適用するのと異なります。
OKIND
、ONODE
コマンドの場合は、CATEGORY
コマンドで設定したカテゴリにokind
、onode
関連フィールド(okind
、onode
、okindName
、onodeName
)が含まれている場合に使用できます。サイトマップ > 分析 > メトリクス参照メニューで、どのカテゴリがどのフィールドが含まれているか確認できます。
HEADER
MXQLで表示されるデータは、Flexボードのウィジェットで使用されます。MXQLで取得したデータからどのフィールドをどのタイプで使用するかをFlexボードのウィジェットの表示に関する情報を設定できます。
オペランド
JSON文字列で設定できます。
HEADER { apdex_satisfied$:I, apdex_tolerated$:I, apdex_total$:I, apdex$:F, category: app_counter}
OID $oid
CATEGORY app_counter
TAGLOAD
Flexボードのウィジェットで使用する形式に合わせて渡す必要があります。
TIME-RANGE
データ検索の時間範囲を設定できます。基本的には、テスト環境のDatePickerを使用して時間を設定します。テスト環境でこのコマンドを使用する場合は、DatePickerによって設定した値は無視されます。
-
直前15秒間のデータを照会
TIME-RANGE { recent : 15s }
CATEGORY app_counter
TAGLOAD
SELECT -
etime
以前の15秒間のデータを表示(パラメータとしてetime
を渡します)TIME-RANGE {duration:15s, etime:$etime}
CATEGORY app_counter
TAGLOAD
SELECT -
stime
以前の15秒間のデータを表示(パラメータとしてstime
を渡します)TIME-RANGE {duration:15s, stime:$stime}
CATEGORY app_counter
TAGLOAD
SELECT