対象グループ化
ユーザーの興味に応じた様々なグループ化
基本的なコンテナマップメニューの画面を見ると、すべてのコンテナやPodが展開されます。ただし、Kubernetesのコンテナ/Podを観察する場合、特定の基準に基づいて対象を選択してモニタリングすることが良くあります。もちろん、対象を見る基準は非常に様々です。Kubernetes環境についてユーザーの興味がすべて同じではないからです。
サーバー担当者は、Kubernetesリソースを実行するNodeの状態に関心があります。一方で、特定サービスのアプリケーション担当者は、Deploymentや個別のPod、あるいはコンテナの状態に関心があります。新規バージョンのデプロイが必要な場合は、全体的なDeploymentの状態と新しいイメージを使用するコンテナをモニタリングする必要があります。
そのため、これらの様々なユーザーのニーズを満たすために提供する機能はグループ化です。
-
コンテナ基準ビュー Nodeグループ化
-
Pod基準ビュー + Deploymentグループ化
主なグループ化の属性
コンテナマップのビューによって対応するグループ化の属性は次のとおりです。
標準ビュー | グループ化属性 |
---|---|
Container | 未設定(All) Node Namespace Deployment ReplicaSet ReplicationController Pod ContainerName Image |
Pod | 未設定(All) Node Namespace Deployment ReplicaSet ReplicationController DemonSet StatefulSet |
画面で設定したグループ化設定(プロパティフィールドおよびフィルタリングオプションを含む) 情報は、ユーザーのブラウザ内に保存されます。保存された設定を初期化したい場合は、リセットアイコンリセットボタンをクリックしてください。
グループ化 & カード
コンテナマップは、1つ以上のカードで構成されています。グループ化を適用されていない場合、プロジェクト内の全体コンテナ/Podが1つの大きなカードに表示されます。グループ化を適用する場合は、グループごとにカードを構成します。
上の画面は、Deploymentを基本属性としてグループ化を適用したものです。各Deployment単位でカードが一覧されていることがわかります。
グループ化を適用する場合、基本属性でグループ化できない対象は基本的に表示されません。ただし、画面に表示できる方法があります。画面上部の設定ボタンをクリックしてください。不明なグループを非表示のチェックボックスを解除するとグループ化に対応しない対象のみを集めて個別のカードとして表示されます。
カード別メトリクスデータ
各カードの下には、グループ化された対象に関するメトリクスデータを表示します。以下は、提供する指標の情報です。
標準ビュー | リソース指標 | アプリケーションメトリクス |
---|---|---|
Container | CpuByLimit CpuByRequest MemByLimit NetRxBytes NetTxBytes | Normal TX Slow TX Very Slow TX Total TX TPS |
Pod | CpuTotUsage CpuByNode MemUsage NetRxBytes NetTxBytes |
ユーザーのカーソルがContainer(またはPod)、ActiveTXの上に置かれている場合は、各メトリクスに関する説明をポップアップで確認することができます。
-
ポップアップに表示された指標のうち(Avg)が付いている項目は、カードの下に表示された同じ名前の指標の数値がグループ内の個々の対象が持つ値の平均値であることを意味します。
-
ポップアップに表示された指標のうち(Sum)が付いている項目は、カードの下に表示された同じ名前の指標の数値がグループ内の個々の対象が持つ値の合算値であることを意味します。
カードのメトリクスデータ非表示
カードの下にメトリクスデータを非表示にしてチャートのみ焦点を当てることができます。画面上部の設定ボタンをクリックしてください。カードの下部にあるメトリクスを表示チェックボックスを解除してください。この機能は、カード数が多い場合に便利です。
次のように、メトリクス データを非表示にすることができます。