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負荷制御

Javaアプリケーションサーバーのトラフィックスロットリングオプションを設定するエージェントオプションを案内します。アプリケーションの最大同時リクエスト数を制限し、特定のユーザーまたはURLに基づいてサービスへのアクセスを制御する機能を含めます。ユーザー定義型メッセージの送信、URLリダイレクト設定、イベント通知のアクティブ化など、様々なオプションを提供し、過負荷状況でのアプリケーションの安定性を保障できます。

  • throttle_enabled Boolean

    既定値false

    アプリケーションの最大同時処理数を制限するスロットリング機能をアクティブにします。throttle_で始まるすべてのオプションは、throttle_enabled=true状態でのみ機能します。

    スロットリング制御に関するポリシーには、次の優先順位があります。

    1. Block:URLとユーザーIPアドレスに基づいてサービスをブロックし、最優先します。

    2. Passing:通過として適用されたURLは、Rejectリシーよりも優先されます。

    3. Reject: Passingポリシーの後にRejectポリシーをブロックして適用します。

  • throttle_limit Int

    既定値10000

    エージェントごとに同時処理できるリクエスト(トランザクション) の数が設定値を超えたらと、追加で流入するリクエストはRejectされます。

  • throttle_rejected_message String

    既定値too many request!!

    スロットリングを制限する場合は、ユーザーに案内するメッセージを設定します。

  • throttle_rejected_forward String

    ユーザーのリクエストがlimit値を超えてrejectされた場合、ユーザーに送信される案内ページのURLを設定します。throttle_rejected_messageを同時設定した場合、throttle_rejected_forwardが優先されます。

    注意

    案内ページを同じコンテナでサービスする場合、これらも同時処理数としてカウントされ、再帰呼び出しによる障害につながる場合があります。そのため、案内ページはstatic htmlページにするか、外部におく必要があります。

  • reject_event_enabled Boolean

    既定値false

    ユーザーリクエストがRejectされた場合、イベント通知を発生させるかどうかを設定します。

  • reject_event_interval MiliSecond

    既定値30000

    Rejectのイベント通知が発生した後、設定した時間の間に重複したイベントの通知は発生しません。

  • throttle_blocking_url String

    throttle_limitを超えない場合でも、ブロッキング(処理拒否)するURLを設定します。システム障害の原因になり得るURLを強制的にブロックする場合に有効です。

  • throttle_blocking_ip ip_address

    ユーザーのIPアドレスを基準にブロックする場合に設定します。DDoS攻撃や悪意のあるユーザーをIPアドレスベースでブロックするときに使用します。複数の場合はコンマ(,)で区切ります。

  • throttle_target_urls String

    登録したURLを対象にスロットリング機能を適用します。複数の場合はコンマ(,)で区切ります。

  • throttle_passing_url String

    throttle_limitを超えた場合でも処理するURLを設定します。複数の場合はコンマ(,)で区切ります。

  • throttle_passing_url_prefix String

    throttle_limitを超えた場合でも処理するURLを設定します。複数の場合はコンマ(,)で区切ります。

  • throttle_blocked_message String

    既定値request blocked!!

    リクエストをブロックしたユーザーに案内するメッセージを設定します。

  • throttle_blocked_forward String

    リクエストをブロックしたユーザーに案内するURLを設定します。throttle_blocked_messageを同時設定した場合、throttle_blocked_forwardを優先します。