エージェント名の識別
WhaTapはモニタリングは、情報収集の対象であるアプリケーションサーバーを識別するための情報で、基本的にアプリケーションサーバーから収集した情報を使用します。基本的な使用状況の情報は、アプリケーションサーバーの種類、IPアドレスなどを組み合わせであり、アプリケーションサーバーを固有識別子として使用します。必要に応じて、ユーザーが設定した名前を使用するか、パターンを変更して固有の値に変更して使用します。エージェントの名前は固有の値である必要があります。
アプリケーションサーバーから抽出した情報を使用する理由は、アプリケーションサーバーの停止またはネットワークの切断、エージェント問題による収集サーバーとエージェントの通信状態が復旧した場合に、再接続されたエージェントから送信される情報が既存エージェントから送信された情報との継続性を維持するためです。
エージェント名の決定方法
WhaTapエージェントがアプリケーションサーバーを識別するために使用するデフォルトパターンは、次のとおりです。
{type}-{ip2}-{ip3}-{process}
デフォルトのパターン値を変更するには、whatap.confファイルを次のように修正してください。
object_name={type}-{ip2}-{ip3}-{process}
- エージェント名は、Whatap .NETサービスが再起動するまで有効になりません。
エージェント名の変数
変数 | 説明 |
---|---|
{type} | アプリケーションサーバーの名前(app_name)です。 |
{ip0} | IPv4アドレスのうち、1番目の単位を使用します。(例:10.11.12.13のうち10) |
{ip1} | IPv4アドレスのうち、2番目の単位を使用します。(例:10.11.12.13のうち11) |
{ip2} | IPv4アドレスのうち、3番目の単位を使用します。(例:10.11.12.13のうち12) |
{ip3} | IPv4アドレスのうち、4番目の単位を使用します。(例:10.11.12.13のうち13) |
{process} | アプリケーションサーバーのプロセス名(app_process_name)です。 |
{hostname} | ホスト名です。 |
エージェント名の設定
- エージェント名は、Whatap .NETサービスが再起動するまで有効になりません。
-
object_name String
既定値
{type}-{ip2}-{ip3}-{process}
アプリケーションを識別するエージェント名(ONAME)の構成方式です。ONAMEからOIDが生成されます。
-
app_name String
アプリケーションを識別するためのエージェント名(ONAME)の構成要素です。
object_name
オプションで{type}
に対応します。 -
app_process_name String
アプリケーションを識別するためのエージェント名(ONAME)の構成要素です。アプリケーションのプロセス名でアプリケーションサーバーのCPU、Heap Memoryなどを収集する対象プロセスを設定します。
object_name
オプション{process}
に対応します。
-
whatap.okind String
複数のエージェントを'種類別'グループにまとめて、モニタリング単位を設定できます。 このオプションにより、複数のエージェントをグループ単位でのモニタリングと管理ができます。また、性能指標の分析や通知の設定もできます。
ノートダッシューボード及び分析、統計メニューなどで種類別に分類されたグループオプションで確認できます。
-
whatap.onode String
複数のエージェントを'ノード別'グループにまとめて、モニタリング単位を設定できます。 このオプションにより、複数のエージェントをグループ単位でのモニタリングと管理ができます。また、性能指標の分析や通知の設定もできます。
ノートダッシューボード及び分析、統計メニューなどでノード別に分類されたグループオプションで確認できます。