アプリケーションダッシュボードを確認する
この文書では、WhaTapモニタリングサービスの一つであるアプリケーションパフォーマンスモニタリング(Application Performance Monotoring、以下APM)のアプリケーションダッシュボードメニューからチャート型ウィジェットに対する分析方法を紹介します。Webアプリケーションサーバ(Web Application Server)の問題をアプリケーションダッシュボードを使用して、特定及び分析する方法を見てみましょう。アプリケーションダッシュボードの機能については、次のドキュメントを参照してください。
ウェブサービスは多数のアプリケーションとプラットフォームで構成されており、アプリケーションの観点から性能を分析は複雑になります。アプリケーションダッシュボードでは、次の観点から分析できるダッシュボ ードにウィジェットを追加しました。
- アプリケーション接続のステータス: エージェント
- トランザクション:スピードメーター、アクティブトランザクション、アクティブステータス、ヒットマップ
- サービス: _ Apdex_、TPS、平均応答時間
- リソース:システムCPU、ヒップメモリ
- ユーザー: 同時接続ユーザー
- 1日基準での比較:今日のTPS、今日のユーザー
アプリケーション接続のステータスを確認
アプリケーション ダッシュボード画面の上部に、WhaTapモニタリングサービスに接続されたアプリケーションサーバーを確認できます。接続されたエージェントが非活性化になっているか、アプリケーションサーバーとの通信が切断されている場合は、Inactive項目を確認すると、エージェントの状態を簡単に把握できます。
接続されたエージェントを一行に一覧表示して画面を効 率的に使用する場合は、エージェントの名前を短く設定できます。エージェント名を設定する方法の詳細については、次の文書を参照してください。
トランザクション分析
ウェブアプリケーションサーバー(WAS)を使用するユーザーは、ブラウザを使用して要求されたサービス(AP)の結果が正しく実行されることを期待します。サービス(AP)は、正しく動作するためにサーバーのリソースを使用します。 リソースとは、APプロセス、OS/HWリソース(CPU、メモリ、ディスクなど)、外部システム(Database、その他のサーバ) などを意味します。
ユーザーが希望する結果が得られない場合、応答が遅い場合は、障害の発生または、パフォーマンスに問題があります。これは、サービス(AP)のプログラミングの問題である場合または、リソースの問題である可能性があります。アプリケーションのモニタリングするための鍵は、問題の原因がプログラミング、リソースまたは、その他の原因のいずれかであるかを判別することです。これを把握するには、ユーザーの要求が正しく満たされたことを確認するプロセスが必要です。ユーザーからの要求は、Requestと呼び、このRequestをサーバーで処理し、ユーザーに応答する過程を**トランザクション(Transaction)**と定義します。
トランザクション(Transaction)は、ユーザーのブラウザのリクエストを処理するためのサーバサイドのLUW(Logical Unit of Work) を意味します。 個々のウェブサービス(URL) リクエストの処理プロセスがトランザクションです。 ウェブアプリケーションのトランザクションでは、ウェブサービスのHTTPリクエスト(HTTP Request)を受信し、応答(Response)を返すプロセスです。 WhaTapは、トランザクションの名前をURLとして保存します。 例えば、ブラウザリクエストURLがhttps://www.whatap.io/hr/apply.do?name='kim' の場合、トランザクション名は/hr/apply.do
になります。
トランザクションがどれだけ速くエラーなく処理されるかは、サービス応答にエラーなく処理されるかと同じように解釈できます。 トランザクションは、「進行中のトランザクション」と「終了したトランザクション」に分けられます。 「進行中のトランザクション」は、リクエストを送信されたが応答が受信されていない状態を意味し、「終了したトランザクション」は、サービスにリクエストを送信して応答が受信された状態を意味します。 WhaTapのアプリケーションモニタリングは、トランザクションが処理されるプロセスをリアルタイムで確認できるサービスを提供します。